2010年10月11日月曜日

右から左へ受け流す

本日Twitterで生じた痛い出来事、及び、ちょっと感心たことを備忘録として記しておくことにする。それから、カテゴリー記法以外の「はてな記法」と触れ合ってみようという試みをも含む投稿にしようと思う。

「痛い出来事」について

これは東国原宮崎県知事のtweetを中心に生じた出来事と言ってよいだろう。問題となるtweetは以下の二つである。



一つめのtweetについては、以下の公式アナウンス(東国原知事のtweet以前にtweetされていた)で言及されている問題に原因があると考えられる。

このようにTwitterのサポート用の公式アカウントでtweetされており、また、公式ブログでも情報が提供されているのである。そうであるにも拘わらず、東国原知事が先のようなtweetをしているということは、恐らくこうした公式のアナウンスに目を通していないということだろう。確認してさえいれば、問題が生じているのは自分だけではないことくらい分かるし、「口蹄疫」というデリケートな話題について無駄な誤解を生じさせずに済む。普段、「詳細についてはブログで書きます」とか、「県のHPを見てください」なんて言ってる人なのに、今回のこのtweetは浅はかであるし、県民や国民の不安を煽りかねない軽率なものであったと評価せざるを得ない。

次に、二つ目のtweetについては、アタクシも少し気になったため自らリンク先に記載されている「キーワード」を幾つか検索/tweetしてみた。結果、何の問題もなく検索/tweetが可能であった。Twitter公式の検索機能、とりわけ日本語検索が不出来であることは前々から知られているところであるし、自身で確認しさえすれば事実無根の情報であることが容易に判明するものである。それを怠って、疑問形であるにせよコメント付きRT(QT)をしてしまうのは、これまた先の一つめのtweetを同様の評価をせざるを得ないだろう。

彼が「影響力のある人物だから」、あるいは、「大量のfollowerを抱えているから」慎重にtweetをなすべきであるということを言いたいのではない。Twitterというツールは、良くも悪くも伝播可能性を大いに秘めたものであるから、すべからく利用者は皆、自分のところに流れてきた「情報」を右から左に受け流す際には、可及的に当該情報の信憑性について検討すべきである。このことは、こうしたツールを利用する者として至極当然のことであるのだが、東国原知事の二つのtweetが瞬く間にRTされていった事態をみると、少なくとも日本では、Twitterというツールが、有益な情報を共有するものとしてではなく、「一見有益そうな/面白そうな情報」を共有するものに留まっているように思われる(それはそれで「思想の自由市場論」を地で見ているようで面白くもあるのだが)。


「ちょっと感心した出来事」について

こちらは気が変わったので、メモ程度にとどめ、詳しくは書かないことにする。

今月から増税に伴ってタバコの値段が上がったことに由来する出来事である。値上げ前に大量にタバコを買い込んだ人が多いようだが、その中には悪知恵が働く人も少なくなかったようだ。

コンビニのレジのそばに貼り紙

<たばこ返品・返金についてのご注意 レシートのない商品の返品・返金はお受けできませんのでご了承願います>だって。

https://twitter.com/itoi_shigesato/status/26835759386

つまり、値上げ前に大量に購入し、値上げ後に返品を試みて、「値上げ後の値段」で払い戻しを受けようとする人がいるということだろう(これによってどれくらいの不正な利得があるのかについてはコチラ)。普通の人はこんなこと思い浮かばないというか、思い浮かべないだろう。こういう悪知恵の働く人にはつくづく感心する。もちろん、こんなことを実行したら完璧に詐欺罪で捕まるので、絶対にやってはならないことは言うまでもない。

一応、お店の人への注意喚起の意を込めて綴っておくことにした。

意図していたよりも短くなったけど、以上。

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